「そろそろ補聴器について考えてみようかな?」  

「でも、何から調べたらいいのかわからない」

”補聴器のことなど一度も考えたことない”という方が大半ですから、補聴器について「今は何もわからない」のが当然です。

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初めまして。「間違いだらけの補聴器選び」(コスモ21社)著者で認定補聴器技能者の中村雅仁です。ドイツの補聴器メーカー、シーメンス補聴器に12年勤務後、5年前に補聴器専門店として開業しました。(※補聴器相談件数はのべ6,100件超)

補聴器ご自宅.com中村雅仁
補聴器業界初!元メーカー出身の認定技能者が補聴器をわかりやすく解説した本

ご質問の多い「おすすめ補聴器 選び方」についてポイントを5つに絞り、約6分間でお伝えします。※当方の詳細プロフィールはこちら

初めての補聴器 選び方(価格・値段)

2016年度の市場平均価格は片耳11万円~12万円

2016年度の補聴器メーカー出荷金額(日本補聴器工業会発表)から、流通価格に換算すると片耳約11万円~12万円。両耳の場合は22万円~24万円といったところ。(市場平均価格)

 

補聴器メーカーのカタログを見てゆくと片耳5万円~50万円まで幅広い補聴器が存在しています。

 

家族関心女性

「いったい自分に合った補聴器はいくら位なのか?」それが一番知りたいポイント

初心者におすすめの補聴器は両耳で20万円~

年齢と共に左右の耳が徐々に聞こえづらくなる加齢性(老人性)難聴には「補聴器両耳装用」が有効です。

  • 方向感
  • 生活音の聞き流し
  • 小さい音の聞き取り
  • 疲労度軽減

などの両耳装用のメリットを考えると、片側だけに高性能の補聴器を装用するよりも少しランクを下げて両耳に装用していただく方が、結果的に満足していただけます。

⇒ ご予算の中で両耳装用を検討する事が最優先

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健康的な聞こえの人々が両耳を基本に会話している事を考えると、片耳で聞くことに限界があることが自ずとお分かり頂けるのではないでしょうか?

以下は欧米と日本の補聴器の典型的な違いを表した調査結果です。

参考(ジャパントラック2015 日本補聴器工業会、日本補聴器販売店協会調べ)
■両耳率:補聴器先進国アメリカでは両耳装用率が70~80%、日本は46%弱 
■満足度:補聴器使用者の満足度も日本が最も低い約39%(他国の満足度調査:フランス84%、スイス81%、イギリス70%など) ※引用元はこちら

どの機能が必要?何故、必要?コストは?

補聴器初心者が最初につまずく諸問題

具体的には・・・

生活音の抑制、自身の声のこもりや響きの軽減、ピーピー音が外に漏れるハウリング抑制

を考えた場合、対応できるおすすめ補聴器は両耳で20万円~となります。

更に上級クラスの補聴器を検討する場合とは?

  • 補聴器自体により細かな要望を求める方
  • 補聴器を使用する場面が複雑な方
  • 「時間的慣れ」の面倒さを軽減したい方

上記の方は、両耳30万円以上の補聴器が該当するケースが多いです。

初めての補聴器 選び方(タイプ)

どんな補聴器がどれだけ流通しているの?

参考(日本補聴器工業会調べ 2016年度)

●出荷台数:補聴器出荷台数は561,557台

<主な内訳>

■耳掛け型補聴器338,689台 

⇒中でもRIC型補聴器(小型耳掛タイプ)が増えています!

■耳穴型補聴器195,170台

■ポケット型27,260台

※1、通信販売の簡易型補聴器は含まれません※2、小型耳掛け型補聴器RICは耳掛け型に含まれます。

2017年6月現在、おすすめ補聴器は【RIC型補聴器】

 

当方のおすすめ補聴器は、目立たず今後の聴力変化にも対応しやすい「RIC型補聴器」

 

シーメンスのマイコン(micon)チップ
※イメージです

軽度の聞こえにくさを抱える方から、高度の聞こえにくさを抱える方までレシーバー(スピーカー)を1つ、交換するだけで幅広く対応出来るのが特徴です。

着けていることがわからないわからない

 

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購入してから数年後に聴力低下が起こっても、スピーカーセット(片耳あたり1万円~3万円)を追加購入するだけで補聴器本体はそのまま使用出来ます。

何よりも、RIC補聴器が好まれる理由として両耳に装用しても違和感が少なく、装用感が良いことも理由に挙げられます。

一見、良いことづくしにように思われるRIC型補聴器ですが、当然ながら”不向き”な方もあります。それは、次のような方々です。

RIC補聴器でなく、耳掛け型補聴器や箱型補聴器(ポケット型)が向いている方は?

  • 【重度難聴の方】
  • 【耳だれがある方】
  • 【手先が不自由でサポートしてくれる方も身近にいない方】

こうした方の場合は「耳かけ型補聴器」「箱形補聴器(ポケット型)」が適していると言えます。

ポケット型(箱型補聴器)
ポケット型(箱型補聴器)

※RIC補聴器同様、汗かきの方は耳掛け型補聴器は故障の一因となります。

耳穴型補聴器が向いている方は?

「マスクを常用している方」や女性で「髪の毛をアップしたい方」は耳穴型補聴器の選択肢もあります。

耳穴型補聴器のメリットは、

  • 耳穴に入れるだけなので、出し入れしやすいこと。
  • 耳介効果で「自然な音の集音」「音の方向が掴みやすい」
  • マスクを常用していても干渉しないこと

耳穴型補聴器のデメリットは、

  • 自分の声が響いたりこもったりすることに対して時間的な慣れが必要
  • 聴力が大幅に変化した場合は買い換えが早まる可能性があること
  • 耳垢詰まりに注意が必要
  • オーダーメイド製品につき、価格が10%以上割高

初めての補聴器 選び方(機能)

ここからは「上位クラスの補聴器は入門的な補聴器と比べて何が違うのか?」について書いてみます。

  • 「聴力レベルに合わせて無駄なく増幅(やかましくない。)」=周波数ごとの調整。チャンネル数、バンド数
  • 「使用する環境毎に、補聴器自身が自動適応(初期段階で補聴器に慣れる時間を削減)」=環境認識機能
  • 「会話に集中しやすい状況を自動的に作る(聞きたい方向に顔を向けるだけ)」=指向性機能
  • 「会話と生活音を自動選別(いわゆる雑音と呼ばれる生活音を嫌がる方には最適)」=雑音抑制、音声強調
  • 「騒音下での聞き取りが向上(肝心な時の聞こえづらさを減らす)」音声認識&雑音抑制&指向性 融合機能
  • 「スマートフォンとの連携可能(音楽や電話、スマホによる音量操作が可能に)」=スマホ対応型
  • 「ピーピーならない(ハウリングが少ない)」=ハウリング抑制機能

等の機能について段階的にレベルアップしていくのが上位クラスの補聴器です。

※自身で操作せずとも自動的に制御

初めての補聴器 選び方(メーカー)

ドイツの補聴器メーカー出身(シーメンス補聴器12年勤務)の立場からみたおすすめ補聴器メーカーは?

補聴器の心臓部(ICチップ)は欧米メーカーの技術的進歩が一歩も二歩もリード

補聴器が高額である理由の一つに、補聴器心臓部「ICチップ」の開発費の高止まりが挙げられます。

※具体的には数十億~数百億の研究開発費がかかります。自国だけを消費者とせず、全世界を対象として企業活動する欧米メーカーの技術が一歩、二歩リードするのは必然な流れ。

ユーザーが多いほど製品に対するフィードバックが集まり良い製品づくりに役立ちます。※自社で高額なICチップを開発できるのは下記のメーカーグループ群です。

  • オーティコングループ

 オーティコン(デンマーク)、バーナフォン(スイス)

  • フォナックグループ

 フォナック(スイス)、ユニトロン(カナダ)※日本ではNJHが総代理店

  • シバントス、シグニア(ドイツ)※元シーメンス補聴器
  • ワイデックス(デンマーク)
  • GNグループ

 GN(デンマーク)、ベルトーン(アメリカ)※日本ではNJHが総代理店

  • スターキー(アメリカ)

※順不同 ※下線のあるメーカーは当店が推奨するメーカー

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シーメンス補聴器勤務時代は、当然ながら自社製品が唯一無二の「補聴器」としてお客様に強くPRしていました。補聴器専門店として5年前に開業してからは考え方がガラリとかわりました。それは・・・お客様ごとにあった補聴器、補聴器メーカーが存在するということ。

初めての補聴器 選び方(販売店)

補聴器購入までの流れ

お近くの耳鼻科を受診し、先ずは聞こえづらさの原因を特定してください。治療で治る難聴があります。耳の構造補聴器参考用

  • 耳垢づまりによる聞こえづらさ
  • 中耳炎
  • 突発的な難聴(特に90日以内は要注意)
  • この他、治療で治る難聴があります。

耳鼻科受診の相談の結果、

「年齢と共に」や「感音性難聴」と診断され、

治療では改善が見込めないとなった場合には

補聴器の使用が現実的な問題解決の第一歩となります。

補聴器販売店の選び方

補聴器を使用する本当の目的は、単に聞こえないから着けるのではなく

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「生活の質をいつまでも高いまま維持すること」ではないでしょうか?

いつまでも生活の質を高めるためには自身にあった補聴器販売店の選択が最重要となります。

    1. 技術力 補聴器業界唯一の資格である「認定補聴器技能者」が在籍する店舗での購入をお勧めします。ご自宅近くで技能者がいる店舗を探す場合はこちらが便利です。                 ※お近くに該当店がない場合は、認定補聴器専門店のみを検索するのチェックを外すと候補店が増えて表示され、選べる選択肢が増えます。      
      補聴器効果測定を専用機で実施

                  

    2. 利便性 補聴器は購入後が本当の意味でのスタート。「無理なく調整に通える販売店か?」「店の営業時間は自分にあっているのか?」「調整に十分な時間をかけてくれるのか?」などをご自身の状況に照らし合わせて考えてください。
    3. 情報量  最新の補聴器の情報はもちろん、メーカーごとの特性、他の販売店に関する情報、”一定の難聴レベル”に達している場合の補聴器購入に際して、自治体の補助制度”についての案内も適宜行ってくれるなど、補聴器業界の流れに精通している必要性があります。最近は元補聴器メーカー出身者による専門店が増加中。
    4. 複数メーカー取扱 近年はどの補聴器メーカーも開発力が進み、ハイレベルな競争を行っています。自分に適しているか?はカタログ上の機能表示だけで判断することは中々困難。一定の難聴レベル”試聴や貸出の際には「言葉の捉えやすさ」「生活音の聞こえ方」「好みの音色、音質」比較検討する必要があります。取扱メーカーが1社だけの場合、「同一メーカーの他のランクに変更する」「改めて別の他店で検討する」という限られた選択と更なる労力が必要となります。シーメンスインシオには4つのサイズ

      お客様にも調整過程が見えるように
    5. 本当の価格、値段の考え方 メーカーカタログや店頭で提示された補聴器の価格・値段は決して「補聴器本体」だけの価格ではありません。購入後に複数回、調整を重ねてゆく「調整」の代金が予め含まれているのです。調整技術の有無、利便性、トータル面で本当に価値ある補聴器になるか否かは、最初の補聴器販売店の選択にかかっているといっても過言ではありません。補聴器装用の客観的な効果を測定してくれる店舗が理想です。            
    6. 補聴器販売店選び、まとめ   聞こえづらさの原因を知り、いよいよ補聴器を考えるとなった場合には認定補聴器技能者のいる店舗(※できれば複数メーカーを取り扱い店)を第一優先に検討してみてはいかがでしょうか?販売店が自身の利便性に合っているか、TVモニターなどを通じて現在の問題点の共有、調整過程などをわかりやすく示してくれる、補聴器効果測定を実施してくれる店舗がおすすめです。

 【思わず読み込んでしまう ”初めての補聴器 選び方”~6分間講座~】は以上です。

●ご相談いただいたお客様4名の「生の声」ご紹介

当店にご相談いただいたお客様の声をご紹介します。

※注 下記はあくまでも個人の感想であり、画一的な補聴器の効果効能をうたうものではありません。

補聴器はお客様が持つ言葉を聞き分ける機能(=弁別能と言います)によってその効果は左右され、個人差があります。

奈良県在住 山田さや様(仮名30代女性 会社員) 

以前の補聴器は調整をほとんどしていなかったので自分に合っていなかったのか、よく頭痛がありました。

中村さんのところで補聴器を購入してからは1、2ヶ月に1度生活に合わせた聞こえになるように、普段の様子をお話しながら調整をしてくださっているので、より快適に過ごせています。

 

大阪市在住 廣瀬シズコ様 

幸運にも中村雅仁さんに出会い、私の補聴器生活が始まりました。補聴器に対する細かい質問にも誠意をもって説明し、調整の都度、映像でわかりやすく解説。納得のいく説明があり次回までこれで安心と心穏やかに岐路につきます。

関係のない雑談もとても良い反応をくださるので、調子にのりしゃべり過ぎます。ごめんなさい。アットホームな雰囲気、大好きです。今後ともよろしくお願いいたします。

 大阪市在住 豊田 様75歳

お願いした理由は、メーカーから独立して店舗を構えておられる点とホームページの記事を拝見し、技術力・コミュニケーション力を養われているとお見受けしたからです。

初回相談が無料ではなく、有料であったことも、かえって信頼がおけました。初回相談の際に、聞こえのテストを繰り返し実施いただき、具体的なデータで聞こえを数値化してくださったことで、父親が納得感をもって自らの聞こえの客観的数値を理解できたことが大きかったです。

大阪市在住 木村 博宣 様72歳)

いろんな音が入り「これが正常な生活音なんだ」と感じました。補聴器をしてからは定期的に出席する会合をはじめ、対人会話の内容を聞き間違いをせずに済むようになりました。

交通音(特に静かな車の往来)も前後よく聞こえるので事故防止につながっていると感じています。

●はじめての補聴器おすすめ体験講座(大阪上本町会場にて開催※予約制)

90分3,000円で補聴器の個別相談(完全予約制)試聴体験ができる「補聴器おためし有料相談」詳細はこちら

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●おまけ解説動画~初めての補聴器購入の流れ~

補聴器購入までの流れを動画で解説してみました。


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