補聴器を購入したけれど満足いく聞こえになっていない。果たして、どこの相談すればよいのか?購入下店以外で相談できるところはあるのか?そんなご要望にお答えして大阪市天王寺区の認定補聴器専門店「The補聴器専門店中村」は2023年3月より新サービス提供しています。

The補聴器専門店が提供する【 補聴器再生コース】は基本料金が12,000円(全2回)

「補聴器再生コース」の対象者は、既に補聴器を使用している補聴器ユーザー

このコースをスタートさせるきっかけとなったのは、非常に残念なこちらの調査結果から

補聴器使用ユーザーの全体満足度は50%
認定補聴器技能者が調整を行った補聴器の満足度は64%


出典元:
一般社団法人日本補聴器工業会発表「ジャパントラック2022」より
     http://www.hochouki.com/about/report/

The補聴器専門店が目指すのは、補聴器満足度を先進国である欧米並みの80%以上に引き上げること!!

欧米並の満足度に近づけるには、主に2つの前提が重要であると当方は考えます。

両耳装用率を欧米並みの80%以上にすることと、

欧米では当たり前であるの測定法である【実耳測定】を行った上での補聴器調整を行うこと

補聴器が聞こえない、役に立たないと感じる原因は下記のいずれかの欠落!!

補聴器の効果を左右する要因

補聴器効果を左右する5つのポイント

1 聞き取りの正確な把握 (音と言葉の聞き取り力確認)

耳鼻科で測定した聴力テストの結果だけでなく、ご自身の言葉の聞き取り力を正確に判断する必要があります。

2 目標設定とその理解

上記で測定した「ご自身の言葉の聞き取り力」が補聴器の効果を出す上での限界点となります。

補聴器を通じて達成したい目標と、言葉の聞き取り力との乖離が大きい場合には、残念ながら目標を諦めないといけない可能性もあります。しかしながら、往々にしてみられるのは、ご自身の聞き取り力を十分に発揮できる状態にない補聴器(=効果が出ていない補聴器)を、これまでも数多く見てまいりました。

そう、諦めるのはまだ早いのです!!

3 音響的準備

補聴器を合わせる上で大前提となるのは、「ご自身の耳の形に耳栓が合っているか?」です。

メガネ店や一部の販売店では、耳の形状に合わせた耳栓(オーダーメイド)を作製せず、既成の耳栓をあてがっての装用を勧めているケースがあります。「楽でしょう」「自然でしょう」といった初期段階での「受けが良い言葉」で補聴器を販売するのがほとんどですが、「楽」だから「聞こえている」とはならないのがほとんどです。

当店では、お客様専用の耳栓作製をご提案し、補聴器を装用する大前提の「ご自身の耳に合っている」を実現します。専用の耳栓がないと、いつまでも大雑把な調整に終始し、問題を解決することは永遠に難しいです。

4 個体差の把握

個体差の把握とは、ズバリ「耳の形状」差異による音の伝わり方の「差」にほかなりません

補聴器専門店とメガネ店、兼業店との違いを一言でいいますと、

「パソコン画面を全く信用していない」

これに尽きます。聴力データさえあれば、パソコン調整を通じて、数字上は聴力に応じた音を作ることが可能です。

※注意:補聴器経験があまりないスタッフの場合、やたらと最新の聴力を測りたがり、そのデータを再度入力するといった流れで、いかにも合わせてもらった錯覚に陥ります。

ここで欠落している点は、パソコンの自動調整の前提となるのは、わずか1種類のカプラ(一般的な耳の容積を模したもの)を基にしているということ。

つまり、耳の細い方、耳が大きい方、外耳道の曲がりが大きい方などの例外は反映されていないのです。

自動計算の元になるカプラーでの測定

欧米では個人差がある事を大前提として、必ず実耳測定を行います。

実耳測定

一方、日本では、残念ながら、2023年現在、ごくごく一部の専門店を除いて実耳測定を行っているお店は存在していません。。。

5 正確な装用効果テスト

ここまでのまとめ的にはなりますが。

自分の耳に合った耳栓を装着し、パソコンの自動計算の元になっているカプラと、ご自身の耳との差異を正確に数値化した上で、ここで初めて補聴器専門店では一般常識とされている「補聴器装用効果テスト」を行います。

「正確な効果テスト」と書いているのは、実耳測定を行っていない段階で効果測定を行っても、補聴器から過剰な出力で耳に届いてしまうリスクがあります。

当店は、必要最小限の出力で聞こえる補聴器を実現していきたいと考えています。

補聴器再生コースの流れ(オーダー耳栓を作製した場合の例)

補聴器再生コースの全貌
(耳栓を作成した場合の流れ)

具体的に補聴器再生コースでは何をするの?(初回90分:1日目の流れ)

補聴器再生コース初日の流れ
正確な耳栓には正確な耳型採取
非接触対応・最新3D耳型採取スキャナー
耳型をスキャンした結果 正確な耳型採取が求められる
当店では実耳測定にシバントス社のUNITY3を使用しています
実耳測定(耳の個体差把握)
個人差の把握を行うための手順
毎回、新品のプローブチューブを使用するため、毎回マイクの校正手続きを行います。
自動計算の元になるカプラーでの測定
店内の様子

当コース対象メーカーは6社のみ

補聴器再生コースの対象となるメーカーは、

オーティコン、リサウンド、シグニア、スターキー、ベルトーン、フォナックの6社になります。

当店では、それ以外のメーカーについては 当店では調整が行えません

※上記に加えまして、農業団体斡旋の補聴器、会員制倉庫の専用補聴器、大手メガネ店のPBブランド商品、大手メガネ店の定額制補聴器、 補聴器外来専門のメーカー製品に関しても取り扱いができません。

(上記の補聴器製品は、販売店が自社で顧客囲い込みを行うため、他店で調整できないように事前にプログラムされているためです)

【ご注意ください】当コース対象外のユーザー例 *該当の方はご利用いただけません

「他の安い店で購入して、調整だけおたくにお願いしたい」「親類から貰った補聴器を使いたい」「修理期間を満了した補聴器(修理不能の古い機種)」「オークションやメルカリで格安購入した中古補聴器の調整をお願いしたい」「現在、他店で貸出を受けているが調整だけして欲しい」といった方は当コースの対象外となります。

正規の補聴器代金には、購入後の補聴器調整料が含まれます。補聴器の調整は、本来、購入した補聴器販売店が行うべきもの。しかしながら正しい調整過程を踏まず補聴器の効果を十分感じられない補聴器が年々増加しています。こうした社会的問題を解決すべく立ち上げたのが当方の補聴器再生コースとなります。

*正規の金額を支払われていない方を対象としたコースではございません。

*修理不能機種につきましては、継続的なサービス提供が難しいため

補聴器を購入したがうまく使いこなせていない。何より、「聞こえていない」といった方はこちらのコースのご利用をご検討くださいませ。

補聴器の調整が「有料」であることに理解ができない方、コチラをご一読ください