今回は補聴器の価格(値段)についてお話します。
補聴器は高い
補聴器は1、2万円位
補聴器はいくらするの?
などなど、補聴器の価格については色々な反応があります。
補聴器の価格は機械本体の値段だけではなく、後々の「調整代金」が含まれます。
(何故、調整が必要?
いきなり必要な音を上げるのではなく、段階的に上げてゆくのが通常です。いきなり上げると、耳も頭も即座には対応できず、うるさい、となります。この為、微調整を繰り返します。)
同じ補聴器を購入して、その効果が異なるのは、先ず、その方の「言葉の聞き取り力」によって左右されます。言葉の聞き取り力かま高い方は「よく聞こえる」となっても、言葉の聞き取り力が低い方になると「音は聞こえるが何をいってるかがわからない」となります。これは、高性能の補聴器を購入しても変わりません。
あと、販売店の調整が適正でないと十分に補聴器の機能をいかせない場合があります。
「効果測定」と呼ばれる客観テストをすることなく、「聞こえてますか?」と単に呼びかけるだけであったり、あらかじめ用意した「言葉」を肉声で確認するだけではダメ、なのです。
補聴器は、「眼鏡と違って効果が客観的にわからない」とよく言われますが、以下のような測定方法もあります。
■補聴器を使用してどれだけ小さな音が聞こえるか?補聴器がない場合との差はいかほどか?
■日常会話レベルの音の強さの言葉が、ご自身の言葉の聞き取り力に近いスコアがでているか?
これを現場で実施していない販売店もまだまだ多いのが現状です。
調整レベルが違うと効果が変わることもあります。
補聴器の値段は、性能やメーカー云々だけでなく「調整が適正におこなわれているか?」についても気にかけていただきたいと思います。
補聴器の価格(値段)についてお話しました。
●おまけ
もちろん、補聴器の出来映えを左右する要素のひとつは「耳型採取」です。
ハスキーボイスな補聴器伝導師こと、補聴器ご自宅.com
代表 中村雅仁