今回は、【初心者の為の補聴器選び方】複数メーカー取扱店のメリット(補聴器販売店)について取り上げます。
先日、他の専門店で補聴器を試用された方が当店に補聴器のご相談に来場されました。
その方は耳かけ型補聴器の試聴からスタートし、実際にオーダーメイド補聴器を作製した上での試聴までされたとのこと。(耳穴式補聴器の試聴は通常の販売店であれば困難な試聴方法ですが・・・)
肝心の試聴・貸し出しの結果は・・・
「自分の声が響く」「周囲の音が気になる」の順番で、「どうしても使用することが出来ずに貸出期間終了後に返却」されたとのことでした。
当方でのご相談・試聴の順序は以下の通り。
- 調整過程等も含めた前の補聴器体験の流れを再確認。
- 補聴器に対するご要望を再確認。(問題点の把握。)
- 試聴貸し出しを受けられたメーカー製品ではないメーカーの補聴器をご試聴。
- 加えて、「自分の声が気になる」とのお話しでしたので、ここは【RIC補聴器】の登場。両耳で利得と呼ばれる音量(ボリューム)を小さくしての使用を提案。
結果は???
「自分の声もこれ位なら我慢できる」「周囲の音もさほど気にならない」とのお声を頂きました。※周囲の音については生活環境音をスピーカーで流しながらのご試聴。
このように、複数の補聴器、複数の補聴器メーカー、複数の補聴器販売店の比較は必須であり、今後の主流の流れになる、と確信しています。(当方へ寄せられる補聴器の相談内容から)
まとめ
- メーカー1社の補聴器の試聴だけで諦めてはいけない
- 試聴貸し出しした結果を踏まえて、次の補聴器モデルの提案が必要
- 複数の補聴器販売店を回ることで比較が可能(カタログ上の機能表示だけでは補聴器の本質はわかりません。)
- 出来るなら、複数の補聴器メーカー取り扱いの補聴器販売店(専門店)が理想。
今回は、【初心者の為の補聴器選び方】複数メーカー取扱店のメリット(補聴器販売店)について取り上げました。