補聴器を販売する会社、店舗はいくつもあります。

しかし、実際に満足して補聴器を使用している方は本当にごくわずかしかいません。

でも、それもある意味、仕方のないことなのです。

補聴器初心者の方が、自分に合った補聴器を探そうと思っても情報が煩雑で、メーカーから、機種、販売店まで自力で探すのは難しいのが現実です。

そこで、耳鼻咽喉科で補聴器の情報を求めようとするのですが、これも中々うまくいきません　　　　

その理由は、補聴器に明るい先生、補聴器に全く興味のない先生に分かれるからです。　

（ 人体の専門家である医師が、最新補聴器事情にの関心があると考える時点で少々無理がありますが… ）

補聴器に明るい先生を探すなら、「補聴器相談医」と検索してみてください。

購入前に受診されることで、治療で治る難聴か、加齢性のもので補聴器に頼るしかない難聴かを知ることができます。

また、補聴器相談医経由で補聴器を購入される場合、医療費控除の対象となる場合も有ります。

（　注意：主な収入が年金だけ、アルバイトによる収入のみといった方には医療費控除のメリットはありません。）

ただし、それだけでは「まだ」、十分ではありません。

相談医の資格は持っておられても、それほど補聴器に関心がなく、付き合いのある業者に丸投げされるケースもあり、最終的には自分に合わない補聴器店から購入されるケースも少なくないのが実情です。

耳鼻科嫌いな方は、自分で補聴器問題を解決しようと、

「補聴器」と大きく書かれたのぼりのメガネ店に飛び込んで相談されたり、「集音器 おすすめ」「補聴器 安い」「補聴器安く抑える方法」「補聴器　メガネ店」「補聴器 レンタル」「補聴器　定額払い」などと検索される傾向にあります。

加えて、「無料相談会」や「当日来場したら大幅割引になる補聴器相談イベント」等に参加し、訳が分からないまま勧められた補聴器を購入されるケースや、「補聴器長期レンタル」「補聴器定額払い」等の歌い文句で、永遠に終わることのない補聴器の定額払い契約を結んでしまったりする方も多く存在します。

そもそも補聴器は、イベントや、イベント会場で販売するものではなく、お客様ごとに異なる聞こえについて、複数のテスト、効果測定を行いながら、補聴器で解決可能な問題、補聴器をもってしても解決できない問題など重要な事柄を時間をかけて説明して理解し、それによって購入するものです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何よりも知っておいて欲しいのは、最新の新補聴器の事を最もよく知るのは毎日補聴器に触れている補聴器専門店スタッフです。その中でもテクノエイド協会認定、認定補聴器専門店のスキルが一定レベル以上にあるということを。

以下の事を理解していない販売店スタッフの場合、良かれと思ってお客さんに言われるがまま、音量の上げ下げを繰り返し重ねていることに事になります。

The補聴器専門店中村では実耳測定を実施しています

実耳測定を行っていると、メーカー推奨の公式外の調整となっても、調整する側が自信をもって必要な音を大きくすることができます

自分自身で納得して購入した補聴器でない場合、思うように効果が出なかった場合、他の補聴器取扱店に持ち込む方が登場します。

補聴器の調整は本来、販売したお店が少なくとも保証期間中はアフターサービスを行う義務があるため、他店に持ち込んでも嫌な顔をされます。

（補聴器価格には保証期間中の調整代金が含まれているのですが、別の販売店には、なんの手数料も支払われていないからです）

一方、購入した販売店に何度も何度も通い続けると、

購入時にはあんなに優しかった販売店担当者も、何度も来店されると迷惑そうな振る舞いに変わってきます。

こうしたいわゆる「補聴器難民」（＝補聴器を購入したものの、満足いく聞こえにならず、いったいどこに持って行けばよいかわからない）事例が増えています

あなたには補聴器選びで失敗してほしくない

そのために必要なことは

先ずは、何を差し置いても、あなたに合った補聴器および補聴器販売店に出会う事！

次に、補聴器の効果を上手に引き出すためには、言葉の聞き取り能力が低下する前にスタートすること。

上記グラフ参照：出典 慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科教授　小川 郁先生監修 　シグニア補聴器作成「認知症と難聴」より）

補聴器を選ぶ際の最優先項目、それは

加齢性の難聴の場合、両耳が聞こえづらくなることが一般的に多くなるため、ご予算の中で両耳を優先すること重要です。

そのためには補聴器の相場観を知っておくことも重要です。