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Q:補聴器の効果は測定できますか?

A:ズバリ、可能です。(大阪市の補聴器相談室より回答)

メガネの場合には、かけた瞬間に効果が実感できる。

(=視力検査も同じだから比較しやすい)

補聴器の場合はなぜ、効果の測定ができないのか?よく尋ねられる質問です。

「装用効果測定」といいまして、補聴器業界の中でも、パターン化して実施しましょう、という取り組みはなされています。

※ただしそれぞれの環境の違いから、どこの販売店でも同じ内容でテストを行っていうわけではありません。

大きく分け、2つのテスト方法があります。

●音による効果確認テスト(装用閾値テスト)

一番最初に行った聴力テスト。(どれだけ小さい音がきこえるかのテスト)

これを補聴器がある場合とない場合で比較します。

※ただし、最初に測ったようなヘッドホンをつけてのテストは困難です。補聴器をつけたままヘッドホンをつけると痛いのとハウリング(ピーピーなる)のと両面で問題が発生する為。

補聴器の装用効果を測定するスピーカー一例
補聴器装用効果を測定するスピーカー一例

通常は、スピーカーを正面において、座った状態でテストします。(校正といいまして、あらかじめ、お客様がどの位置に座り、スピーカーをどれ位の音量設定にすれば、どの程度音圧が出ているのかを把握しています。)

補聴器がある場合はこれだけアップしました、ということと、これだけ聴こえていますということを客観的に知ることが目的です。

※注意点

ただし、音で確認をするだけですので、そのまま全てを鵜呑みにするわけにはいきません。どれだけ効果があるようにみえても、実際の生活の現場で使用できるかは別問題になりますから。(テスト結果が良くても、生活音が入りすぎて耐えられない場合もありますので、そのときには音量を下げざるを得ません。)

●言葉の聞こえ方テスト(=明瞭度の測定)

「ア」とか「カ」とか、よく似た言葉を全部で20語厳選した言葉の聞こえ方確認テストがあります。

これは、今現在の使用している状態(調整が適切か?を確認する)でどれだけ聴こえているかを見るテストです。

※補聴器がない状態で、測定した結果(=ヘッドホン越しに聞きやすい音量で測定した最初の聞き取りテスト)と比較して、

10%以上低下していなければ、とあえずのところは、一旦OKが出せます。(確認は通常の会話音の強さ60dBSPLという強さで確認します。)

※場合によっては、「サル」などの2音節、「メガネ」などの3音節の言葉で実施することもあります。

効果の測定を行わずに、いまだに「聴こえてますか?」の口頭確認で終わってしまう販売店が、現実的には数多く残っています。※特にメガネ店などの兼業店。

こういったテストすら実施しない背景には、「時間が掛かる」「知識がない」などが挙げられます。従来の販売店がこういった状態であれば、次回、買い換える場合には別のお店を見てみるのも良いかもしれません。(違いを知って、より満足いくものに)

今回は、補聴器の効果測定についてお話しました。 

参考までにコチラの動画もご覧下さい。(動画でも効果測定を解説しています。)

注目の補聴器アドバイザーが回答します。