Q:補聴器は返品できますか?
A:オーダーメイド補聴器(耳あな式)であれば、可能です。
(大阪市補聴器相談室から回答)
※ただし、必ず期限がありますので、購入前に販売店にご確認下さい。
※また、返品を受け付けてくれない販売店も一部ありますので、ご注意下さい。
(=購入者が一方的に無条件で返品出来ると思い込んでいると、危険です。相手がある話なので必ず事前に確認してください)
Q:それでは、耳かけ型補聴器や、流行のRICタイプの補聴器返品については?
A:既製品については、上記の限りではありません。(=オーダーメイドの耳あな式補聴器ではない補聴器)
※返品を拒否する販売店は多いと思われます。
Q:いったい、オーダーメイドの補聴器と既製の補聴器では、どこがどう違うのでしょうか?
A:既製品は購入前の段階で購入予定の機種と同じものを試すことが可能です。
つまり、ある程度事前の貸し出し期間中に、「使用できるか否か?」確認することは可能だったはずです。
一方、オーダーメイドの耳あな式補聴器は、完成するまで(出来上がるまで)同じものを、購入前に試すことは出来ません。
メーカー側も、お客様に満足してもらえるよう懸命に作製しますが、どうしても「合わない」となるケースが存在します。
⇒これは、メーカー側も承知しており、最悪の場合は、販売店同意のもと返品の対応を行うからです。
(※注意:ユーザーがメーカーに直接電話しても、返品の問題は関知しません。販売店には連絡してくれるかもしれませんが。)
⇒既製品の補聴器は、メーカー側からすると、どなたに販売されたもので、何故合わないのかを全く承知していません。
つまり、販売店の責任で販売した商品で、仮にAさんがダメでもBさんに再販できるのでは?といったスタンスなのです。
(販売店の努力で再販が可能であると考えます。※法律的には、一度開封して補聴器を他者に転用はできません。一度メーカーに送り、メーカーで再販可能なものに仕上げてもらう必要があります。)
以上の理由から、オーダーメイド(耳あな式)補聴器は、期限付きながら返品が可能、既製品は販売店側は断る可能性がある、という形になります。
※ご注意:一部のお客様の中に、購入してから1年以上も経過して返品を申し出されるケースもあります。残念ながら、その間に、お客様に使用していただくべく販売店側が調整の継続を行っていた事実がある限り、さすがの国民生活センターでも具体的な対応は断られます。(返品できない)購入して最初の2、3ヶ月が目安です。