Q:お勧めの補聴器は?

A:「それは●●です」 と即座に最新補聴器を案内

もし、細かい問診と聴力チェックを終了する前に、こんな回答を即座にされる販売店はズバリ、危険です。

なぜ、危険か?(大阪市補聴器相談室より回答)

何事も需要と供給が一致しないと、「良い補聴器」とは言えません。お客様がこれから補聴器を装用して実現したい、と思うことと売れ筋最新補聴器とは、直接関係がないからです。加えて、手先の自由度、汗の多少、家族のサポート体制など、諸々の前提条件の確認も必要です。

◆質問時のアドバイス

問診&聴力テストの後、質問するとき、冒頭の「お勧めの補聴器は?」だけではなく「私の現状と、購入予算、15万円の中で考えた場合には?」と条件をプラスすると、より的確なアドバイスが貰えるのではないでしょうか?

質問が抽象的ですと、答えも曖昧になりがちです。

※特に販売経験の浅い担当者ですと、無難な線(売れ筋機種もしくは売りたい機種)で案内します。

あと、注意点として。

来店前に電話等で「金額は?」「おすすめは?」と漠然ときくのではなく、今の現状(どれくらい不自由されているのか?、どの場所で困るのか?)までお話していただけると的確なアドバイス、貰えると思います。※いずれにしても来店されてからスタートになることは間違いありません。

補聴器相談風景
補聴器の購入は事前の問診が重要

注目の補聴器アドバイザーが回答します。