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今回は【補聴器調整事例】低音障害の方の補聴器調整事例(RIC補聴器)騒々しい中で聞こえにくいを解決するためにと題してお届けします。

低音障害で悩む補聴器ユーザーのB様は、他店で購入された補聴器での効果をほとんど感じず当方へご相談いただいた後、RIC補聴器を両耳でご購入いただきました。

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新調したRIC補聴器の調整で先ず、心がけていたたのは、いかに必要とされると「低音」を補充できるかという点でした。

ただ問題点もありました。。。

当然ながら、これまでは低音が十分に入ってい来なかったことから、物足りなさ、鮮明さが失われていたわけですが、いきなり必要とされる低音をすべて耳に届けてしまいますと以下のような問題点も生じます。

  • 自分の声が大きく聞こえる
  • うるさく感じる
  • 騒々しい場所で余計に周囲の音が気になる(肝心の声が聞こえにくい)

テレビの音楽番組やステレオで音楽そのものを楽しむ際には、全体のバランスが整い安定感のある音となって喜ばれるものの、実際の日常生活では上記のような問題点が複数残ってしまい、お人によっては、補聴器を着けること自体を嫌になってしまわれる方もあります。

調整が難しいと言われる低音障害の方へのアプローチ。当方は果たして、B様の場合はどのように対応したのか?

その流れを手順を順番に書いておきます

  1. プログラム(あらかじめ場面ごとの音質設定を補聴器にプログラム)を設定する
  2. リモコンを通じて数種類の音を切り替えていただく。(違和感の少ない設定、必要な音をすべて補充する設定、テレビ向けの設定、低音の特性上増えがちな生活音を抑制するため、低音をあえて下げて中音とよばれる会話の中心周波数帯に絞った音質設定などをあらかじめ準備)
  3. リモコンを忘れた場合に備えて補聴器本体に付属している切り替えスイッチでも対応できるようにお客様にご説明
  4. A,B比較を毎回行い、より聞こえやすい音質設定を探し求めてゆく

つまり、1種類の音質設定だけでなく場面ごとに適した音をあらかじめプリセット。調整の都度、ご本人に確認(=主観評価)し、効果測定を実施(=客観評価)静かな場面と騒々しい場面の違いを出すべく、周囲の音を入れる入れないで確認する。パターンの候補を複数準備しておき、AとBではどちらがひょい評価が高かったかを毎回比べてゆくという地道な作業を繰り返してゆく流れです。

『補聴器の調整は1日にしてならず。』

特に低音障害の方についてはより注意が必要ですね。

今回は、【補聴器調整事例】低音障害の方の補聴器調整事例(RIC補聴器)騒々しい中で聞こえにくいを解決するためにと題してお届けしました。