前回に引き続き、シーメンス社マイコン(micon)シリーズについて、振り返ってみたいと思います。(第4弾)
今日はその中でも、耳あな式シリーズ(Insio インシオ)に絞ってお伝えします。
まずは、なんといってもこれですね。【カラー】※最大、36通りもの組み合わせになります。
耳の中に入っているときには、当然、先のカラーは見えません。ただ、毎日の装用になってくると、ありきたりなベージュ一辺倒では、飽きてしまう方もあります。「ちょっとした楽しみ」「私だけの楽しみ」といった感じで選択していただけると良いのではないでしょうか?
今でこそ、カラーの補聴器をみても驚かなくなりましたが、私がメーカーに時を思い出しても、今の状況は、中々想像できなかった位、目覚しい進歩を遂げています。
今回、先端のカラーだけではなく、入り口付近(外に面している部分)のフェイスプレートとよばれる部分もカラーが選択できます。ご自身のイメージに合ったじっくりと色の組み合わせを決めていただけます。(カラーも含めてオーダーメイド)
メーカーさんのこういった大きな変化とともに、我々販売店も、細かいリクエストについてもしっかりこたえられるよう、アドバイスさせていただく必要性が出てきますね。
ちなみに、マイコンシリーズのオーダーメイド補聴器のネーミング、『Insio』インシオは、ドイツ語で耳あなを表す、インジオから来ているとか。(まめ情報)
2013年5月23日に新発売となって、現時点で50%以上の注文が定番のベージュではなく、カラーを選ばれている模様。
このマイコン、Insio(耳あな)シリーズを下記のとおり、まとめてみます。
< Insioの主な特徴 >
1、オプションが追加金額なしで注文できる。
環境スイッチ(メモリー)、ボリューム、テレコイルなど。
※サイズによって、選べるオプションは限られます。
2、超小型耳あな補聴器(CIC、MC)に新バージョン登場。
・パワータイプが登場。
小さくても、音量感のある補聴器が可能に。
・電池サイズが選べる。(PR536、PR41)
小さいけれど、扱いやすくなりました。
3、LSサイズにシングルマイク登場
ハイパワーの補聴器を使う必要があるが、
出来る限り小さくしたい、という方の希望が叶います。
※ただし、耳の形状により、限界有。
※パーツの組み込み位置がきまるため。
4、シーメンスCOOL(クール)シリーズにもマイコン(Insio)
斬新なデザインのCOOL(クール)にも新型ICチップ搭載!
COOLはデザイン性も考慮して作製されており、外部に余分な
パーツはつけないのが特徴。
そのため、細かい調整を希望される方は、リモコンが有効です。
操作性はもちろん、目で見える、直感的に分かりやすいリモコンもこのタイミングで新発売されます。その名も、「イージーポケット」 。※価格:本体価格21,000円+税金
■個人的印象
繰り返しになりますが、冒頭のカラーラインナップ。
補聴器のイメージをガラッと変えてくれる補聴器だと感じました。
・マイコンのフルスペック機能をもった補聴器を希望される場合は、
Insio 7シリーズ 48チャンネル 450,000円(片耳)
・そこまでいかなくとも、
従来品との違いをジックリ味わいたい方には、
Insio 5シリーズ 32チャンネル 350,000円(片耳)
Insio 3シリーズ 24チャンネル 240,000円(片耳)
PURE 3シリーズ 24チャンネル 240,000円(片耳)
当時、3シリーズはRICgタイプ(ピュアPURE)のみのでしたが、現在は3シリーズの耳あなインシオも発売中です。
PUREマイコンは、汗対策もOK!(IP67)※防水防塵規格
もちろん、どの商品にも、これ、入ってます。
パソコンの世界でいう、インテル入ってます。補聴器で言えば、マイコン、入っています。(=最新機能搭載のICチップ)
ご試聴は、お近くのシーメンス補聴器取扱店にて可能です。※もちろん、当店でも、ご試聴可能です。
本日はシーメンス補聴器のマイコン(micon)シリーズ、インシオ(Insio)についてお話しました。