ご質問内容
Q1:テレビ、会話などの音声の聞き取りが悪い。現在、オーティコン社製の耳かけ式補聴器を両耳で10年来使用中。購入元である●●補聴器センターで調整しても改良されない。
A1:A様の現状、承知いたしました。上記のような問題をお持ちの方に初めてお会いした場合、必ず言葉の聞き取り力を確認するテストを実施します。 テストの結果、正解率が70%を下回っているとテレビ(討論番組、お笑い、ドラマ)の聞き取りは困難になる可能性が高くなります。(バックミュージックが大きかったり、早口な出演者が多いなど、番組内容に依るところが大きいです。)
「音量を上げたり、イヤホンを活用すれば聞こえる」
A2:会話につきましても同様です。言葉の聞き取りテストの結果が70%を下回ると騒がしい場所、複数の中での会話が難しくなります。 70%を下回る過多の場合、「出来るだけ会話に集中しやすい状況」を作ることが重要です。
例えば、前方の話に焦点を絞る「指向性」、会話以外の生活雑音を抑制する「雑音抑制機能」付補聴器が有効な手段です。そして、何よりも両耳での補聴器装用が必須となります。(両耳使用できない聴力を除き)
Q2:シーメンスの最新型で聞こえの改良が望めるかお聞きしたい。
会話に集中しやすい状況はつくりやすいかと思いますが、前述の通り、補聴器効果の有無は「言葉の聞き取り力」で決まります。この辺りを事前に確認しなければ、更に踏み込んだお話(効果あるなし)は申し上げられない、という回答になります。
以上、回答させて頂きます。