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補聴器をつけると自分の声がこもる、響く…これって普通?

2026 2/10
相談事例
2026年2月7日2026年2月10日
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  3. 補聴器をつけると自分の声がこもる、響く…これって普通?

補聴器をつけると自分の声がこもる、響く…これって普通?

補聴器をつけた瞬間、
「自分の声がこもって聞こえる」
「頭の中でしゃべっているような感じがする」
と違和感を覚えたことはありませんか?

ヤフー知恵袋でも非常に多い相談で、
「補聴器が合っていないのでは?」
「不良品なのでは?」
と不安になる方も少なくありません。

結論から言うと、
それは決して珍しいことではありません。
多くの場合、原因は「オクルージョン効果」と呼ばれる現象で、
正しい調整と対応を行えば改善できるケースがほとんどです。

この記事では、補聴器専門店の立場から
自分の声がこもる原因と、
我慢せずに解決するための具体的な対処法を
実際の対応事例を交えて解説します。


目次

自分の声がこもる原因「オクルージョン効果」とは

補聴器をつけたときに自分の声が響く現象は、
オクルージョン効果(こもり感)と呼ばれます。

耳の中を補聴器でふさぐことで、
自分の声や咀嚼音などの「体内音」が外へ逃げにくくなり、
結果として頭の中で響いて聞こえてしまうのです。

耳あな型で起こりやすい理由

特に次のような条件で起こりやすくなります。

  • 耳あな型補聴器
  • 密閉度が高い形状
  • 補聴器を初めて使用する場合

耳をしっかり密閉するほど、
音の逃げ道が少なくなり、こもり感が強くなります。


初期調整で自声を抑えている理由

試聴や使い始めの段階では、

  • 急激な聞こえの変化を避ける
  • 不快感を軽減する
  • 装用を続けやすくする

といった目的から、
あえて自分の声を抑える調整が入っていることがあります。

そのため、
「聞こえは良くなったけれど、違和感が残る」
という状態になることもあります。


専門店としての結論|我慢するものではありません

ここは、とても重要なポイントです。

  • ❌「慣れればそのうち気にならなくなる」
  • ❌「音量を上げれば解決する」

どちらも正解ではありません。

この問題は、
耳型・ベント(音の抜け道)・調整方針に関わるものです。

👉「慣れ」ではなく、調整で解決すべき症状です。

音量を上げても解決しない理由

こもり感は音の大きさの問題ではありません。
音量を上げることで、
かえって不快感が強くなるケースもあります。

重要なのは、
音の通り道や耳の中の空間設計です。


初期段階で必要な「慣れ」とは

一方で、すべてが調整不足というわけではありません。

初期段階では、

  • 新聞朗読などの音読練習
  • ある程度の声出し
  • 補聴器を通した自分の声に慣れる時間

といった聴覚リハビリ的な慣れは必要です。

新聞朗読などの練習の位置づけ

これは「我慢」ではなく、
脳が新しい聞こえ方を学習する過程です。

違和感が強すぎない範囲で、
少しずつ慣れていくことが大切です。


調整だけで改善しないケース

練習や調整を行っても、

  • こもり感が強い
  • 圧迫感が取れない
  • 自声の不快感が続く

このような場合、
調整だけでは限界があります。


物理的変更(シェル形状変更)が必要な理由

この段階では、
補聴器の設定だけでなく
物理的な形状の見直しが必要になります。

具体的には、

  • シェル形状の変更
  • 空気穴(ベント)を大きく取る
  • シェルを短く作成する
  • 圧迫・密着を減らす設計に変更

といった対応を行います。

空気穴(ベント)を大きくする目的

空気穴を確保することで、

  • 音の抜けが良くなる
  • 圧迫感が軽減される
  • 体内音のこもりが減る

といった効果が期待できます。

補聴器は、
音の調整と同じくらい「形の調整」も重要です。


実際の対応事例

オーダーメイド補聴器を作成し、

  • 調整
  • シェル再製作

を行っても、こもり感が改善しないケースがあります。

その場合、
耳掛け型補聴器へ変更することで、
一気に楽になる方も少なくありません。

耳掛け型補聴器は、

  • 段階的に使用を発展させやすい
  • 調整の自由度が高い
  • 聴力変化にも柔軟に対応できる

というメリットがあります。


まとめ|違和感を感じたら相談を

自分の声がこもるのは、
決して珍しいことではありません。

  • 我慢しない
  • 初期の練習は必要
  • 調整で改善を目指す
  • それでもダメなら形を変える

補聴器は、
作って終わりではなく、使いながら仕上げていく管理医療機器です。

違和感を感じたら、
一人で悩まず、専門家に相談してください。

よくある質問(Q&A)|補聴器の自分の声のこもりについて

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
補聴器による「自分の声のこもり」について、
実際のご相談で特に多い質問をQ&A形式でまとめました。
ご自身の状況と照らし合わせながらご覧ください。

自分の声がこもるのは慣れれば治りますか?

初期の音読練習などで慣れる部分はありますが、我慢が必要な状態は調整や形状変更が必要です。

音量を上げれば改善しますか?

多くの場合、改善しません。音量ではなく、耳型や音の抜け道の問題だからです。ただし例外的に初期設定の出力が弱すぎて響く場合もありますので一度は試す価値はあります。

オーダーメイド補聴器でも起こりますか?

起こります。むしろ、オーダーだからこそ起こりやすいです。その場合は調整やシェル形状変更、機種変更を検討します。

🎧 ポッドキャストでも関連テーマを解説しています

この記事の内容については、
当店のポッドキャストでも、
実際のご相談をもとに詳しくお話ししています。

  • なぜ自分の声が響くのか
  • 我慢してはいけない違和感とは
  • 調整で解決できるケース・できないケース

👉 「補聴器をつけると自分の声がこもる理由」ポッドキャスト回

※ 文字で読むのが難しい方や、
ご家族と一緒に聞きたい方にもおすすめです。

🔗 次に読む記事・関連コンテンツ(予告版)

補聴器を使い始めて感じる
「自分の声のこもり(オクルージョン効果)」は、
実は調整や形状の工夫次第で改善できるケースが多い症状です。

当店では、同じようなお悩みに対して
以下のような視点で対応しています。
※内容は今後、事例として順次ご紹介予定です。


▶ 耳せん(イヤモールド)の違いで聞こえ方が変わるケース
耳せん(イヤモールド)の素材や形状を見直すことで、
こもり感や圧迫感が軽減し、聞き取りが改善するケースがあります。
(※今後、具体的な事例を記事でご紹介予定です)


▶ オープンフィッティングでこもり感を抑える考え方
補聴器と耳の間に適度な空間(ベント)を確保することで、
自分の声のこもりを軽減できる場合があります。
(※調整の考え方について、後日詳しく解説します)

相談事例
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ご予約はこちらから(24時間稼働中)空き状況も確認できます。
📌初回相談・ご予約に関する大切なお知らせ

当店の初回相談は【90分・3,000円(税込)】の有料相談です。
補聴器は購入後も継続的な調整が必要なため、通いやすさをご確認のうえご予約ください。
また、可能でしたらご家族の方と一緒にご来店ください。

電話によるお問合せはこちらTEL06-4305-7904(受付平日9:00-18:00)
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