本日は、シーメンス補聴器の人気機種、オリオン(Orion)、シリオン(Sirion)についてご紹介します。
肝心のオリオン、シリオンの説明の前に、同社の主力マイコンシリーズ情報も併せてお知らせします。
■マイコンシリーズはシーメンス社の中核製品。
これまで足りていなかったラインナップを、2014年3月商戦今回のタイミングで全て取り揃えた形です。
製品例1:高度、重度向けの耳かけシリーズの登場。(ニトロSP、その他SP)
※スリムになって登場です。喜ばれる方もあるのでは?
※しかも、防水型仕様に変更になっているので、かなり重宝します。
製品例2:小型補聴器、目立ちにくさへのこだわり(312MC、ブラックシェル)
※目立たず、リモコンが使え、しかも電池長持ち。(312MC=サイズの名称)
※離れていると、外からは見えづらい黒い補聴器(外側に見えるフェイスプレートといわれる補聴器の土台が黒い点が特徴です。)
製品例3:新機種オリオン、シリオンの登場
ここから本題のオリオン、シリオンの解説です。
●オリオン 16チャンネル
※ツインマイク装備機種は、指向性自動(雑音追尾機能あり)機能付き
耳かけタイプ130,000円~ RICは160,000円
この指向性ですが、騒々しい環境の中では、前方の話者の方向へ焦点を当ててくれ、動き回る最も大きな音は自動的に抑制します。
(例:車の通り過ぎる音など)
※リモコンにも対応。(リモコン本体は別売り。2万円~)。加えて目立たない312MCサイズも指定可能です。150,000円
(312MCは、黒い補聴器ではなく、ベージュのみ指定可能)
※最高クラスのハウリング抑制(ピーピー音抑制)
※タイプの選択肢が多い。人気のRICタイプも。160,000円
<デメリット>
カラーの選択肢がマイコンシリーズと比べ少ない。
より複雑な雑音環境下で使われる場合、マイコンシリーズには劣ります。
<私の所見>
マイコンシリーズのよさを出来るだけ必要な部分に絞りこんで、価格を抑えた、という印象です。
従来の入門機種と比較すると、安定感のある雑音抑制。有名ホテルのディナーバイキングト並みのお得感があります。
『 なんか得した気分 』 (コースディナーは高いけど、バイキングなら。。。そんな感じです。)
●シリオン12チャンネル
単価を抑えた新感覚の入門機種 100,000円~
※最高クラスのハウリング抑制
※入門機種でありながら、チャンネル数が多く、聴力波形に合わせやすい
<デメリット>
タイプ、カラーの選択肢が少ない。
※人気のRICも高度・重度対応SPシリーズがない
周囲の雑音があまり気にならない方、家の中の使用など静かな環境での使用が大半といった方にはこちらででもOKです。
<私の所見>
『 少なくともこれだけは付けておいて欲しい・・・ 』と販売店がメーカーに要望する機能は付いています。
有名ホテルの朝食ビュッフェのようなお得感がありますね。
本日は、シーメンス社の人気機種、オリオン(Orion)&シリオン(Sirion)について解説しました。