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初心者のための補聴器の選び方・補聴器はどこで買うべきか?(大阪市補聴器相談室より回答します)

補聴器に関する質問で最も多いのが、【補聴器の選び方】について。今回はその中でも、【どこで買うべきか?】についてテーマを絞りってまとめてゆきます。

item01item01 (1)耳穴型補聴器

●日本の補聴器業界における補聴器流通について

補聴器を購入する代表的な流れは?

  1. 事前に耳鼻科で相談する。その後、紹介を受けた補聴器販売店、補聴器外来等で提携している販売店から補聴器を購入する
  2. いきなり補聴器販売店で購入する。補聴器専門店or兼業店(眼鏡店)
  3. 通信販売で購入する

●それぞれの経路で注目、注意すべき点は?

  1. 補聴器相談医とよばれるタイトルをお持ちの耳鼻科(=補聴器の研修を受講されている先生在籍)では前向きな補聴器装用について相談に応じて貰えます。※耳鼻咽喉科学会のホームページから検索できます。一方、【雑音が多い】【ピーピーなる】【先ずは集音器のような廉価なものから】【年相応なので不要】など、補聴器相談医ではない先生の中には、”昔の補聴器のイメージを”、現在もお持ちの方もありますので、ユーザー様自身の客観的な判断が必要です。
  2. 事前に耳鼻科で受診すると以下のメリットがあります。1、治療で治る難聴の早期解決(=補聴器不要のケース。ユーザーの皆様にとって最良な結果です。) 2、身体障害者手帳給付対象者への積極的働きかけ 3、治療のためのコミュニケーションに補聴器が不可欠と判断された場合には、医療費控除の対象となることもある。(※加齢による一般的な難聴者は適応外になることがほとんどですので、要注意)
  3. いきなり補聴器販売店に訪ねた場合、補聴器選定や補聴器調整についての知識、技術レベルに大きな波がある可能性があります。※おすすめは認定補聴器技能者在籍店(常駐店)への相談。テクノエイド協会のホームページから認定補聴器技能者在籍店を検索することができます。また、前項の通り、いきなり補聴器販売店での購入は医療費控除の対象外となります。障害者手帳給付の対象者であっても、販売員のレベルにより市町村窓口への相談提案などの情報も得られない場合があります。
  4. ご自身の耳の状態(聴力レベル、現在の問題点把握)や耳の形状など事前情報が相手に伝わらないまま器械を購入する通信販売は、後から思えば【失敗だった】となる可能性と背中合わせです。

●まとめ

  • ご自身で”初めて””聞こえにくい”と感じた場合には、耳鼻科での相談をお勧めします。
  • 聴力レベルが高度難聴に属する=耳元でかなり大きな声で話さないと聞こえないレベルの場合は、耳鼻科で障害者手給付の対象者か要確認 ※耳鼻科の先生の判断により、「治療をすすめるにあたり、補聴器がコミュニケーションに不可欠」と判断された場合、補聴器購入費が医療費控除の対象になる可能性あり。
  • 以前に「年齢からくる聞こえにくさ」と診断されている方や時間をかけながら徐々に聞こえにくくなった方の場合には直接補聴器販売店を訪ねるケースはもちろん、あります。
  • 補聴器販売店を訪ねる際には、認定補聴器技能者が常駐で在籍しているかをチェックする。※テクノエイド協会ホームページで検索可能
  • 通信販売による補聴器、補聴器類似品(集音器、助聴器)購入については、以前の機種の買い替え等であれば失敗リスクは減らせるが、初心者の方には、正直あまりお勧めできません。
今回は、初心者のための補聴器の選び方・補聴器はどこで買うべきか?について「大阪市補聴器相談室」より回答しました。